デッサンで指摘される事は大体仕事にも当てはまる
数年前からデッサンを習っている。
元々絵を描くのが好きだったし、社会人になってある程度経済的に余裕ができたから、一度体系的に学んでみようと思ったのだ。
受験目的ではないので、割と自由に描いている。
時折描き方やバランスの狂いなどについて講師からの指摘が入る。
僕は「こまめにモチーフを離れて観るように」ととにかくよく言われる。
どうも他人と比べて細かい部分にばかり目が行ってしまうらしい。
一応、「細かい所はよく描けてる、得意」とフォローされるが、誰も気がつかない枝葉の部分ばかり拘っていても仕方ないと思う。
きっと脳のボリュームの振れ幅が極端なのだろう。自然な状態では、ピントがものすごく細かい部分と、ものすごく大雑把な部分のどちらかになってしまう。
程々に全体を見るのは不可能ではないが、それなりの物理的距離と意思の力が必要になってくるので気を付けている。
デッサンは観察だ。観るべきモチーフが横にあり、それを如何によく観察し、適切な形で処理するかが問われる。これは仕事についても同じ事が言えて、他の従業員や職場全体の流れ、スケジュールをよく観察しなければ、自分が何をすべきかが見えてこない。
絵の場合は、物理的に距離を置く事で引いた視点を作れるが、
情報の場合はどうだろう。書き出したりするのがベストだろうか。